帰国後に寄せられた学識関係者の声

―終わりにあたり―

 

この度、私達のボスニア・ヘルツェゴビナ親善平和活動に対し有名大学で「人間学」、「平和学」の教鞭を執るお二方の教授より評価が寄せられました。とても意義深いお言葉でしたのでご紹介いたします。

尚、お一人の教授は全日程に帯同されました。

 

 

大変、お疲れ様でした。
『遠い日本から日本の芸術家の方々がボスニアに来られ、現地の人々の気持ちに寄り添いパフォーマンスを行ったことは、ボスニアの人々にとって大きな意味があったのだろうと思います。』

上智大学 小松教授

 

 

 

『この度 同行させていただき、私の属する学界の言葉ばかり先行し多くは実の伴わない交流と異なり、皆様方の日本の伝統文化の パフォーマンスを通し 人々と触れ合い相手の心をつかみバイブレーションを与える交流のあり方に感動を覚えました。』 

 

国立総合研究大学 小林名誉教授、名誉学長

 

 

 

【和プロジェクトTAISHI】代表:宮本辰彦

 

「ヨーロッパの火薬庫」と呼ばれるバルカン半島。その中でもボスニア・ヘルツェゴビナは第1次世界大戦の発端となる「サラエボ事件」が起こり、第2次世界大戦後には8千人以上という、欧州最悪のスレブレニツァ大虐殺が起こりました。そのような地で和の精神を発信し、世界の平和を願うことこそが、和プロジェクトTAISHIの設立意義を証する場にふさわしいと、私たちは考えました。

 

WA Spirit」は決して日本独自の精神というものではありません。循環と調和と寛容の精神は自然の摂理そのものであり、大自然の掟といえるものだからです。ところが私たち人間だけが、憎悪と自己否定という負のスパイラルにながく陥ってきました。「WA Spirit」は国籍や民族に関わらず、個人においてはある程度の人間性に達したら自ずと備わるものであり、国家においてはより成熟した社会を実現したところには、必ずそれは実現しています。ここバルカンから始まり、和プロジェクトTAISHIが目指すところは、時が訪れ、機が熟したなら、それをエルサレムの神殿の丘で発信することです。

 

和プロジェクトTAISHIを立ち上げた時。私は20年がかりの人生最後の挑戦と言いました。タイムリミットまであと16年。